通勤自転車(シティーサイクル)【MKS】三ヶ島製作所 IC-LITE ペダルのメンテナンス(清掃とグリスアップ)と補修部品の購入
皆さん、自転車乗ってますか?
私は通勤で毎日乗っています。
今回は2014年に購入した、三ヶ島製作所のIC-LITEを3年ぶりにメンテナンスしたので記事にします。
三ヶ島製作所 IC-LITE ペダルメンテナンスに使用した工具・油脂
今回はMKSのIC-LITEで使用した工具類です、他のペダルはナット等のサイズが違うかもしれません。
作業する際は適切なサイズの工具を使用してください。
工具
- 精密ドライバー(マイナス):ペダル外側のプラスチックカバーを外すのに使用
- 10mm・13mmソケットとラチェットハンドル:ペダル外側のナット・Coneを外すにに使用
- 15mmオープンレンチ:ペダルシャフトの固定
- 茶こし:部品を洗う際に利用
- ピンセット又はラジオペンチ:ボールを並べるのに使用
油脂
- シマノプレミアムグリス:ベアリングのグリスアップ
- パーツクリーナー:部品の洗浄
あると便利な物
三ヶ島製作所 IC-LITE ペダル構造
(出典:三ヶ島製作所)
Cap内部にあるBearing ballsをConeで押さえて回転を調整する機構。Cupはペダル本体にはめ込んであります。
耐久性が高くメンテナンス性が良いことが特徴です。スムーズに回転しつつ、ガタの無いようにConeと手前のナットで調整することが重要です。
三ヶ島製作所 IC-LITE ペダルメンテナンス手順
ペダル外側のプラスチックカバーを精密ドライバーのマイナスを使い外します。ペダルのシャフトを15mmのオープンエンドレンチで押さえます
10mmのソケットとラチェットレンチでナットを外します。
ワッシャーとConeが見えます。
13mmのソケットとラチェットレンチでConeを外します。
ペダルを引き抜く際に、グリスの状態によりBallが落下する恐れがあるので、画像のようにペダルの下にアルミバット準備するとBallの紛失防止になります。
ちなみに、組立時は外側とクランク側のBallは混ぜないようにして、外側には外側のクランク側にはクランク側のBallを使ってください。
クランク側には黒いシールがあります。外側に比べクランク側のグリスが汚れていました。
茶こしに片側のBallやConeを入れパーツクリーナーを噴いて古いグリスを落とします。
パーツクリーナーを噴いた勢いで茶こしからBallが飛んでいかないように注意してください。
その他のパーツもキレイにします。
洗浄後、Cupにグリスを盛りピンセット又はラジオペンチを使いBallを並べていきます。
Cone側にもグリスを盛って、シャフトにペダルを取り付けます。グリスでBallは固定してありますが、落下又は並びがずれていないか確認しつつ取り付けてください。
Coneを少しずつ時計回転(CW:Clockwise Rotation)に締めてペダルを手で回していきます、はじめはスムーズに回りますが締めていくと少しずつカクカクと抵抗が出てきます。ペダルを回した際に抵抗がなくなるまでConeを緩め(CCW:Counter Clockwise Rotation)、そこからレンチを45度締め(CW)ます。
ワッシャーを取り付け、ナットを締め(CW)ていきます。この状態でペダルを回すとカクカクと抵抗があると思います、ここでConeを緩め(CCW)一時的にゆるくなりますが固くなるまでCCW方向に回しConeとナットでダブルナット止めします。
この作業を玉押し調整といいます。
出典:MiSUMi
ダブルナット止めでConeをCCWに回すので、ワッシャーとナットを取り付ける前のConeのCW方向への締め具合で、仕上がりの調整をします。
ペダルを回した際にカタカタと抵抗がなくスムーズに回転しつつ、ペダルのガタの無いように玉押し調整することが重要となります。
補修部品の購入
三ヶ島製作所のサイトには補修部品の販売ページ「MKS REPLACEMENT PARTS」があります。
2023年4月に球押しナットや炭素鋼球などを購入し交換しました。
球押しナット(左:取卸し 右:新品)の鋼球が当たる部分に劣化が見えます。
部品ページには対象部品が記載してあります。
まとめ
今回はMKSのIC-LITEをメンテナンスしました、この記事を見て自分の自転車もメンテナンスしようと思った方は、これからのメンテナンスでも活躍するのでツールに関しては数種類のサイズが有るセット品を購入したほうが良いと思います。
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