換気扇モーターのベアリング交換【富士工業 BDR-3HE-7517 SI】

皆さん2024年もよろしくお願いします。
皆さんの台所に換気扇ありますよね?
我が家でも入居時から取り付けてある換気扇があります。

深型のレンジフードです、今どきなシャレオツなスリム(薄型)に入れ替えたい(ブログネタになるか?)

引用:クリナップ

今回は我が家の換気扇からの異音が発生し、DIYで修理した記事です。

突然の換気扇からの異音

年末に仕事中に妻から動画が送られて来ました、見てみると換気扇の電源を入れるとものすごい音で動き出す動画でした。
電源を入れてからすぐにゴリゴリからゴーと音が変わりモーターが怪しいと思い、モーターを交換することができないか調べてみました。

「機種名 BDR-3HE-7517 SI」にモーターを追加してGoogleで検索してみました。

製造年月日が古く(2012年9月販売終了)型落ちしているため、販売履歴は出てきますがすべて売り切れ(2万円前後)

モーターの状態確認

家に帰り動作を確認しました、フィルターを外しシロッコファンの回転を確認→ゴーと異音を起てながら回転、シロッコファンを取り外しモーターを回転→ゴーと異音を起てながら回転(シロッコファンのスレは無し)

型番とモーターで検索するとベアリング交換も出てくるのでダメ元で交換してみます。

ベアリング及び必要部品の購入

今回購入したものはベアリングとベアリングを押し込む塩ビ継手部品です。

ベアリングの規格は「6200ZZE」製造会社によりZZとZZE(NACHI製)がありますが、同一呼び番号の商品です。
モノタロウのサイトにベアリングの呼び番号の紹介があります→モノタロウサイト

塩ビ継手部品はTS VS13(安い)

モーターベアリング交換作業

まずはフィルターを取り外し、赤丸の配線を取り外しです。

赤丸で囲んだスクリューを外し、モーターを取卸します。

モーターの分解は、曲げている爪をマイナスドライバーやプライヤーで起こすとモーターのケースをバラすことができます。

ケースを分解するとローターとスプリングワッシャー、プラスチック片に別れます。

画像はないですが、シロッコファン取り付け用のピンを2.5mmのピンポンチもしくは刃がだめになった2.5mmのドリルを使いピンを取り外します。
硬い台の上にシャフトを置いて下記の図の様に打ち抜きます。

 

ギアプーラーを使い2個のベアリングを外します。
長いシャフト側からベアリングを交換すると良いです。(自分は上画像のベアリングから交換し、長いシャフト側のベアリングを交換するときに気を使いました)

こんな感じで引っ掛けて使います。もしベアリングの右側のようにシャフトに汚れやサビがあれば除去しておくと、ベアリングの脱着が順調に進みます。(外したベアリングは変形します)

シャフトにはベアリングのポジション決め用のCピンがついています。
ベアリングをはずすときに、ギアプーラーを引っ掛けないように注意します。

塩ビ継手を使いベアリングを押し込みます。
この向きで塩ビ継手を使いベアリングのインナーレースに当てハンマーで塩ビ継手を叩きベアリングをCピンに当たるまで入れます。

 

反対側のベアリングも同じ様に交換します。
あとは、バラした逆順に組み立て、モーターを換気扇本体に取り付け、配線をもとに戻しシロッコファンを取り付け作動を確認しフィルターを取り付け完了です。

まとめ

約2万円するモーターが、部品代とギアプーラー代で2500円程でもとに戻りました。
ちなみに、今回使用した工具はこちらです。

普段はこんな記事書いています。